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クライアント

仕事をしていると、ゲイのクライアントを相手にすることもある。
自分自身は仕事関係の相手にカミングアウトもしていないし、仕事をするうえでセクシャリティを明かす必要などもないと思っているので、特に気にせずに通常通り業務をこなすのだが、やはり見る人が見ればバレる。

昔ならば「あの人、ゲイっぽいけど、実際はどうなんだろう。聞いてみるのも失礼だし……」ということで、表面上は波風立てずに事が済んでいたのかもしれないが、今はアプリやSNSでサーチをすればあっという間にその人がゲイか否かが判明してしまう。

通常通り業務の打ち合わせをした後に、メッセージアプリ経由でクライアントから「やっぱりそうだったんですね」といったような内容のメッセージを送られるとうんざりしてしまう。
彼らのようなタイプはよく言えば友好的なのだが、あいにくこちらは仕事上でそのフレンドリーさは求めていない。
彼らは「善意で」ゲイが集まる飲み会やクラブイベントに自分を呼んでくれたりもするのだが、こちらとしては「断ってしまったら今後仕事でやりづらくなる」「案件を飛ばされたりでもしたら会社に迷惑がかかる」と思ってしまい、正直言って迷惑だ。

これは、仕事上の関わりでしかない男性に迫られて困っている女性の心理と似ているのだろうか。
明らかなセクハラやパワハラだったら声を上げて抗議することもできるが、相手はあくまで善意で誘ってくれているわけだし、かと言ってそれを無下にすると業務に支障が出そうだというこのもどかしさ。
機械的に仕事だけこなしていたいのに、性という己の力だけでは抗えない要素が自分の仕事の足枷になっていると感じるこの苛立ち。

だとしたら発生頻度が高い分、女性の方が生き辛いなと、ぼんやり思った。

by innocentl | 2019-03-01 15:09 | 日常 | Trackback | Comments(0)