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年賀状

親から年賀状が届いていた。
よくあるかわいらしいイノシシのイラストが描かれたハガキに、「去年は妹の結婚式で大阪まで行ってくれたようですね。ありがとう」と、一言だけ書かれていた。

年賀状を受け取ってから数日間は適当な場所に放り投げて保管していたが、コンビニで赤のサインペンを買ってきて、宛名欄に大きくバツ印をつけてから「受取拒絶」と、なるべく荒々しい大きな文字で書きなぐった。
叩きつけるように印鑑を押したらそのままの勢いで最寄りのポストまで歩き、そのハガキをぐっと奥まで押し入れた。

風の噂で、親が国に指定された難病にかかったのだと聞いた。
だから何だというのだろう。
こちらが精神を病み実家に身を寄せていたときは金の無心をし、「働かないなら出ていけ」と罵り、金額は少ないけれど次へと繋がる仕事を細々とこなしていても「そんなものに意味はない」と否定してきたのに、自分が弱ったら助けてもらえるとでも思ったのだろうか。
急に擦り寄ってきて気色が悪い。

親という色眼鏡を外して見ると、両親は外道だ。
流行りの言葉で言えば毒親だ。
妹のことを恨んでいるわけではないが、妹との待遇の差にいつも傷つけられてきた。
親の理想の子になろうと、理想の子どもになれば自分の方へ振り向いてくれるだろうと思い込んで、親が望むことばかりをやってきたので自分のやりたいことや意志というものがある程度成長しきるまで生まれなかった。
自分は親の胎内にずっと囚われていたのだと思う。

年賀状に書いた「受取拒絶」は、へその緒を切るのと同じ行為だ。
もう自分は親の所有物でも操り人形でも何でもなく、一人の成熟した大人の男性であるので、二度とこちらの人生に踏み入らないでほしい。
親とは言え、血が繋がっているだけで所詮は他人だ。

by innocentl | 2019-02-16 16:10 | 日常 | Trackback | Comments(0)

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by innocentl | 2019-02-12 23:33 | 日常 | Trackback | Comments(0)