花火大会

もう9月も後半に差し掛かり、夏が終わってしまった。
ついこの間まで40度近くまで気温が上がり、連日みんな大騒ぎしていたのに、天候の悪さも相まって最高気温が20度を下回る日が続いている。
なんだか、無性に切ない気持ちだ。

今年の夏も彼氏と花火大会へ行った。
友人との旅行の予定が被ってしまったため、毎年行っている最寄りの花火大会には行けなかったのだが、その代わりに翌週行われた別の花火大会へ行った。
何年か前、友人たち10人くらいと一緒に行ったことのある花火大会で、自宅からだと電車で30分くらい離れた場所が会場だった。

「会場の近くに屋台とか出てなかったら嫌だから、ここでいろいろ買っていこう」と、駅近くのセブンイレブンで焼き鳥、唐揚げ、乾きもの、缶チューハイやビールをどっさり買い込み、途中道端に出ていた焼きそば屋の屋台にも寄った。
キャベツも豚肉も入っていない、ただソースで味付けしただけの焼きそばが500円。紅しょうがも青のりもないけれど、「まぁこんなもんだよね」と苦笑しながら彼氏と会場への道を急いだ。

毎年行っている花火大会と違ってどこの場所から花火が良く見えるのかどうか皆目見当がつかなかったので、会場の最寄り駅からまっすぐ北上して、土手に出たところでブルーシートを敷いて早速ビールで乾杯した。

夕方とはいえ酷暑の中を歩いてきたため、既にビールはぬるかった。
具が入っていない焼きそばをつまみにしたが、ソースの味付けすら薄くてまるでしらたきや糸こんにゃくでも食べているかのような感覚に近い。
それでも今年も一緒に花火大会に来られたなぁという嬉しさというか、感慨のようなものの方がやや勝っていたので、なんだか楽しくなってしまった。

10分ほど待っていると、花火大会の開始のアナウンスが流れた。
そして間もなく第一弾の花火が打ちあがった。

大きかった。
会場の土手が大混雑というほど混んでいなかったので、てっきりきれいに見えるスポットはもっと遠いのかとおもっていたけれど、圧倒されるほど大きな花火が目の前に打ちあがった。
ややあって鳴る「ドン」という音も、地鳴りのように腹に響く。
こんなに近くで花火を見たのは初めてかもしれない。

花火大会中に交わした会話は「きれいだね」「大きいね」程度で、後は2人とも黙って酒を飲んで花火を見つめていた。
ストロング系のアルコールを約1時間の花火大会中ずっと飲んでいたので、終了する頃には酔いもけっこう回ってしまい、だいぶご機嫌だった。
よく覚えていないが、帰り道にあった居酒屋でさらにお酒を飲んで「今年も一緒に来られて良かったね」といったような会話をしたような気がする。

来年もまた一緒に行けたら、と思う。

by innocentl | 2018-09-27 11:54 | 恋愛 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://innocentl.exblog.jp/tb/29764922
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


<< ruin ゲイの脱毛体験記 その2 >>