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リアリティがない

生きていることにリアリティがない。

いつもより長く商店街を歩き、普段歩かない場所に比較的大きなスーパーを見つけた。
普段行くスーパーよりも野菜が安く、バラ売りもしていた。
いい場所を見つけたぞと思いながら夕食のメニューをその場でぼやぼやと考えながら、一本10円の人参や一個15円のじゃがいもなどをかごに投げ入れていった。
家にコンソメがあったからコンソメスープにしようか、ホールトマトと鶏肉を買ってトマト煮込みにしようか、カレールーを買ってカレーを作ろうか。
平日の15時前だというのにけっこうな盛況で、レジ前にはそこそこの列ができていた。

結局豚肉二パックとカレールーを追加で買い、今夜はカレーにすることにした。
食費を入れる使い古しの財布から小銭を取り出し、改めてレジに表示された値段を見て品物の安さを再確認し、こんなことならもっと早くここを見つけていればよかったと少しだけ後悔した。

買い物袋をぶら下げて、商店街を家とは反対方向に歩き出した。
商店街を抜け5分ほど歩き続けると、傾き始めた日差しが眩しい荒川土手沿いに出る。
太陽を背にして長い影と一緒にとぼとぼ東へ歩き続け、横目で練習中の運動部や散歩中の母子などを見ていた。

今の僕には生きる目的がない。
明日生きられる分だけの日銭を稼いで、彼氏の帰りを夕飯を作りながら待つ生活。
これでいいのだろうか。

自分自身をコントローラーか何かで操作しているようだ。
腹が減った、眠りたいなどの本能に従って、命をつなぐだけの生活をしているようだ。
全てにおいてリアリティを感じられない。
怪我をしても、風邪をひいても、なんだか映画の中の登場人物が苦しんでいる姿を第三者的な目線から眺めているように感じられる。

by innocentl | 2016-02-04 20:33 | 真面目な話 | Trackback | Comments(0)
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