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ミス

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週末はちゃんと料理をすることにした。
ちゃんと、というのは、カット野菜や冷凍野菜ではなくきちんと生野菜を買って、包丁を使ってそれらを調理するという意味である。
適当なポトフやら野菜炒めやらは平日に作っているが、やはりカット野菜を使っている時点で半自炊。
自炊らしい自炊をしてみようと、ようやく思ったのだ。


相変わらず仕事でのミスが減らずに落ち込む。
そもそもまだ流れというか、ルーティンが構築できていないのだから仕方ないと言えば仕方ないのだけれども。
この仕事向いてるんだろうか。

という、新入社員にありがちな悩みは継続中。
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by innocentl | 2014-06-30 22:43 | 日常 | Trackback | Comments(0)

図書館

昨日は掃除やら洗濯やらをしていたらあっという間に時間が過ぎ、気付いたら夕方になっていたので、そのまま部屋着のままでスーパーへ出かけ、給料日までのあと3日間を乗り切れるだけの食材を買ってきた。

どうせ家にいるのだから、手の込んだ料理でも作ってみようと思い、豆乳をベースとした洋風豆乳鍋のようなものを作った。
30%引きの豚肉を2パックも使ったその鍋は、さっぱりとしたホワイトシチューのようであったが、出汁を昆布のものにしたためにどこか和風の味付けがして、非常に美味かった。
いつも適当な料理しか作っていないが、「やればできるじゃん」という気分になった。


さて、今日は図書館へ行った。
週末家にずっと籠っているのもできない性分なのであるが、無い袖は振れないのだ。
お金がないのだが、娯楽は求めるのが人間なのだ。

初めて行くこの街の図書館は、自宅を拠点として徒歩20分圏内に2つあるのだが、なんとなく寂れている方の図書館へ行くことにした。

図書館では金原ひとみを読んだ。
正確には吉田修一も読んだのだが、飽きて3分の1ほど読み終えたところで止めてしまった。


今回は、金原ひとみの「憂鬱たち」を読んできた。
主人公の名前が「神田憂」というので、思わずおかしくて吹き出しそうになってしまった。
なんとなく、口に出してみると韻が、アゲハで知り合った彼の名前と似ているのだ。

しかし、面白おかしく感じた理由はそれだけではない。
今朝、彼からメールが入ったのだ。

ラインもツイッターもブロックをしているし、メールアドレスは教えていない。
なのになぜメールが入ったのだろう?と疑問に思っていたら、どうやらSMSだったようだ。

ああ、思い出した。
彼と初めて知り合ったとき、番号を交換した。
最初のデートの約束をするときは、SMSでやりとりをしていたのだ。
その後はラインで連絡を取るようになったっけ。

事実は小説よりも奇なりとは言い得て妙だ。
いや、普通、人生とはこれくらいドラマチックであるものなのかもれない。


金原ひとみを読み進めながら、時折机の下で彼からのメールに返信していたりした。
そして、もしかしたら、これから彼と食事に出かけるのかもしれないし、出かけないかもしれない。

危ういのだ。
非常に今、危ういのだ。

雨が降ってくれればいいのに。
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by innocentl | 2014-06-22 18:04 | 日常 | Trackback | Comments(0)

日曜日

先週の休みは、とにかく寂しかった。
気分転換に散髪をしたら想像以上に短く切られてしまい、しばらくはセットでも誤魔化せそうにないため、余計に気が滅入った。

気が滅入っているのに、土曜の夜に顔見知り程度の年下の男に飲みに誘われ、二人で大衆的な居酒屋へ飲みに行った。
飲み屋では他愛のない話をしたが、やはり同世代同士となると、将来への漠然とした不安と期待などを語り合うことが多かった。
彼は喉を痛めていると言ったので、強い酒は飲まず、僕は赤ワインのハーフボトルとウォッカベースのカクテルを何杯か飲んだ。

二人にしては高い飲み代を払って飲み屋を出たとき、まだ21時前であった。
「この後どうします?まだ早いですよね」と彼が言ったので、彼をうちに誘った。

真面目な男であるが、彼は意外にも僕の誘いに乗り、家までついてきた。
そこからはまあ、お察しの通りである。


翌朝、駅まで彼を見送った後、得も知れぬ寂しさに襲われてしまったので、一人で買い物に出かけた。
金欠であるのに雑貨屋で香などを買い、止せばいいのに3種類も違う香りのものを買った。
柚子、白檀、竹林。

香りがするものは寂しさを少しだけ和らげてくれる。
家で香を焚いて、江國香織の短編などを読んでいた。

読み終わる頃には少しだけ寂しさも消えた。
きっと寂しさを身体を重ねることで解消するのは、幼稚なのだろう。
今はまだ僕にも多少は見た目の魅力があるから良いとして、今後見た目だけでセックスに誘えるような期間にはおそらくタイムリミットがある。

それを嫌だとしてもがくよりかは、自分の面倒を自分でみられるようになることの方が建設的なのだと思う。
自分の寂しさを自分で埋めてあげる、そんな人になるべきなのだろう。


とりあえず、香を焚いて読書に没頭すれば、多少は寂しさも乗り越えられるというのが分かっただけ、先週末は無駄なものではなかったと思う。
あとは、可愛い子とセックスができたこと。

こう、セックスに依存しすぎて、セックスが日常になりすぎて、まるでオマケのような扱いになってしまっているのもよくない。
可愛い子とセックスができるのは特別なことなのである。きっと。
すぐに手に入ってしまうから有難味が薄く感じられるが、今後二度あるとも思えない待遇なのだ。
感謝せねばならないのだ。

肉体関係を貪って生きるよりは、もう少しそのあたりを大事にした方が、心の渇きも少しはましになるだろうと思う。
行きずりのセックスは海水を飲むようなものだ。
度が過ぎれば余計に喉が渇く。

反省したい。
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by innocentl | 2014-06-18 22:28 | 日常 | Trackback | Comments(0)

ふるまい

彼の、タクシーを止める仕草が好きだった。
遠くに見えるタクシーを「おーい」と止めるような不躾な仕草ではなく、適切な距離から適切な角度で手を上げ、適切な位置にタクシーが止まる。

映画のように、彼の仕草は洗練されており、街の雰囲気にもはまっていた。


何度か彼の真似をしてタクシーを止めたことがあるが、毎回うまくいかなかった。
たいていは無視されてしまった。
タイミングが合わないのだ。

今のところ彼の真似が上手くなったと感じるのは、カードで支払いをするときの一連の仕草くらいである。
気取るわけではなく、自然な感じで財布からカードを取り出し、「こんなものどうでも良い」といった態度だが、不躾でないよう、すっと店員の方へとカードを差し出す。

店員がそれを恭しく受け取り、サインを要求され、さらさらと下品にならない程度に流し書きでサインを書く。

そうしてカードと領収書を受け取り、その場を去る。


この仕草が板につくまで、もう少しはかかるだろう。
もう朧げなイメージしかないが、ぼんやり思い出しながら真似をし続ける。
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by innocentl | 2014-06-16 00:24 | 日常 | Trackback | Comments(0)

どうしようもなく哀しい



どうしようもなく悲しくなってしまった。
先週、仕事に身が入らずにミスを連発して先輩から注意を受けたことも原因の一つであるし、給料日前で経済的な困窮(とはいうものの、月3万先取りで貯金しているので、実際は口座に金はあるのだが)で焦燥していることも原因のようである。

経済的に余裕がないと、それに対して憤りを感じるのだ。
キャッシュフローはある程度であれば荒んだ心を落ち着かせるので、やはり金は偉大なのである。

そんなこんなで迎えた週末、何かしら楽しいことをして気を紛らわせようとしたら、見てしまったのである。
いい加減、毎回毎回「これが最後」と思って感傷的な気分に浸っているので、こんな記事を書くのも嫌なのだが、現実は小説と違ってすっきりと終わらせてくれないのである。
まぁ単刀直入に言うと、何度も何度も書いているアゲハで出会った港区住まいの彼のことである。

ツイッターを見ていたら、仲の良くない知り合いが彼(と、その友人ら)と偶然銀座で会い、オープンテラスのあるカフェバーでスパークリングワインなどを嗜んだようであるらしきことが書かれていたのである。
無論、自己顕示欲の強いゲイは、その様子を写真におさめるのが大好きであるので、彼の顔をばっちりと確認してしまったのである。

なんと世間の狭いことよ。
SEX AND THE CITYでは主人公のキャリーが「一つの恋が終わるたびに、この街には地雷原が増えてゆく。近寄りたくない場所、会いたくない人が増えるのだ」と語っていたが、それはこの東京でも同じである。
さらにマイノリティであるゲイなら尚更のこと、コミュニティは狭いのである。

しかしまあ、「銀座で偶然会ったので」だと?
この春から新卒で働き始めた自分は、当然銀座を目的もなくぶらつくような経済的な余裕も、度胸すらもない。
なのに、彼らは飄々としているから見かけではわかりづらいが、それなりの社会的な地位と仕事、そしてそれに見合うだけの潤沢な資金を持っているのだろうと思うと、どうしようもなく羨ましい。

自分だって就職活動を頑張った。
大学時代も、まあ遊んでもいたけれど真面目に講義にも出て、今の仕事に就いた。
新卒でまだ2回しか給与を貰っていない状態なので仕方ないと言えば仕方ないのだけれども、彼らのような生活が羨ましい。

悲しくなる理由がまた一つできてしまった。
僕は決して搾取されているわけではない。
むしろ世間一般で言う「いい業界」で働いていると思う。

ほぼ定時で帰れるし、(新卒なので今の段階ではどんぐりの背比べであるが)収入も世間一般の会社よりは良い方である。
さらに社会的な地位もそう悪くはない職種であるので、先日この年齢にしてゴールドカードも作ることができた。
あとは時間と実力がものをいうのだ。

少なくとも10年近く社会人をしている彼らと違い、僕はまだ2ヶ月目なのだ。
仕方がないことなのだ、と言い聞かせるくらいしかできず、ほぼ自己暗示である。


話がそれてしまったが、僕にとって彼という存在は勝てないライバルのようなものであるのかもしれない。
かといって「目標」と言うのも優等生すぎるので何かニュアンスが違うような気もするし、彼のようになりたいのかどうかは良くわからない。
ただ、別ベクトルで彼に対抗できるような人間になりたい気はする。

彼は流動的な業界でうまく立ち回り、クリエイティブな仕事をして高い収入を得ている人種である。
僕は世間一般でいう「お堅い」業界で、クリエイティブではなくともお堅く仕事をこなし、堅実に生きるための金を得ている。

彼は僕の職種のことを「将来に不安はなさそうだけど、少し退屈そう」と言っていた。
まさにその通りだとは思うが、何せ2ヶ月じゃ何もわからない。
人によっては夏が終わるまでまだ研修が続いているような会社もあるだろうし、新卒の僕には仕事の面白さや大変さがまだよく見通せないのである。


早く、稼げるようになりたい。
しょうもないミスを一つ一つ潰していくことをまずは第一目標にして、来週も戦っていこうと思う。

見返したいとか、評価されたいとか、そんな幼稚な思いではないけれど、地雷原の東京を歩けば彼という地雷にぶち当たるのはそう遠くない未来であるだろうから、いつかまた彼と会ったその日に、余裕気な笑顔で軽く挨拶でもしたものだ。
「元気そうだね」「仕事は順調だよ」なんてセリフが、ばっちりハマるような男になっていたい。
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by innocentl | 2014-06-15 22:26 | 日常 | Trackback | Comments(0)