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古着屋

ジムについたら、トレーニング用のパンツを忘れたことに気が付いた。
プロテインもシューズも忘れずに持ってきたのに、パンツだけ忘れたのだ。
少し早いが頭に春が来てしまったようだ。

上はシャツにジャージを着ていて、その上にコートを羽織っていたからいいのだけれども、問題はやはりパンツ。
まさかデニムのままトレーニングをするわけにもいかず、かといって一旦家に戻る時間も惜しい。

諦めて、ジムのすぐ裏にあるコンビニへ駄目元で行ってみたけれども、やはりハーフパンツやスウェットは売っていない。
ため息をこぼしながらふと通りの向かいを見てみると、古着屋があった。

マッハで横断歩道を渡って入店すると、明らかに「オシャレ古着屋」の雰囲気がムンムン。
こう、フリーマーケットに毛が生えたようなレベルの古着屋というか、そういうのを想像していただけに、店内での自分の異様な浮きように恐れおののく。

そりゃそうですよ、ボストンバッグ抱えたジャージ姿の男がいるだけで、もうその場の雰囲気ぶち壊し。
でも、なりふり構っていられないので、店内を練り歩く22のジャージ男。

アメカジ系の売り場だったらスウェットとかあるかなーとか、淡い期待を抱きながら探し続けていると、「どうせなら気に入ったもの買った方がよくない?今後のことも考えたら」と、余計な考えに囚われてしまい、とにかく真剣に選びに選びまくる。

そこでUP SMILEのスウェット地のハーフパンツを見つけて、「うわ、かわいー☆」と試着して喜んでたら、すでに一時間経過。
やべーやべー。トレーニング忘れてた。

と、我に返ったのでそのハーフパンツを買ってジムのロッカールームへ。
もうね、想像つくと思いますけど、明らかにトレーニング向きじゃない。
こんなファンシーなマリンテイストのハーフパンツ、ジムに穿いてくる人なんかいない。

変な格好をしてる自覚と共に、そそくさとトレーニングを終わらせて帰りました。
おわり。
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by innocentl | 2014-02-28 20:34 | 日常 | Trackback | Comments(0)

Perfume


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by innocentl | 2014-02-14 15:47 | 日常 | Trackback | Comments(0)

美醜の話

中学のころまでは、自分のことをブサイクだと思っていた。

細い目に、下膨れのような輪郭。
目つきは厚ぼったいまぶたのせいで眠そうにも見えるし、三白眼なので人相も悪く見えた。
髪型はいつも床屋で切っていたので、野暮ったいスポーツ刈り。
さらに思春期のホルモンバランスのせいなのか、顔はほとんど赤いニキビで覆われていて、ボコボコしていた。

高校に入ってしばらくした夏の頃、周りがだんだんと垢抜けた格好になっていくのに影響されて、それまで全く無頓着だった眉毛を初めて整えてみた。
ネットで見た整え方を猿真似しただけだったが、幾分すっきりした。
鏡なんか朝に寝癖を直すときか、歯を磨くときくらいしか見ていなかったが、この時ほぼ初めてと言っていいくらい自分の顔を長時間凝視した気がする。

その時、顔の肉が落ちて、だいぶ輪郭がすっきりしていることに気づいた。
思春期を迎えて顔の脂肪が落ちて、顔つきが大人に近づき、男っぽくシャープな輪郭になった。

顔の肉が落ちたことで瞼も幾分厚さが引き、目も大きくなった。
相変わらず一重瞼だが、少しだけ垂れ目気味なこともあり、きつい印象の目ではない。
今まで低いと思っていた鼻は高くなっていた。

ひょっとしたら、自分の憧れてきた芸能人や歌手なんかと同じカテゴリーの系統の顔立ちになれるのではないかと思った。
言葉にするのは難しいが、例えるなら本木雅弘のような、武骨で男っぽく、ワイルドなのにどこか知性を感じさせる顔立ちの人間に、もしかしたらなれるのかもしれないと思った。

それからしばらくして、初めて美容室に行った。
駅から離れたところにある格安の美容室だったが、床屋で切るよりは格段に良い仕上がりの髪型になった。
洗練された短髪に変わったその時の自分の顔は絶妙なバランスで、生まれて初めて自分の顔を「かっこいいかもしれない」と感じた。


その頃からネットを介してゲイの人たちと会うようになっていった。
僅かながら自分に自信がついたので、積極性が出てきたのだ。

ゲイの人と会うのを重ねていくうちに、自分は拒絶されないタイプなのだと感じるようになった。
誤解を恐れずに言うなら、そこそこモテるのだと気づいた。

高校生の頃は交友関係も狭かったのでそう感じることはなかなかなかったが、大学に入ってから、もっと言うと元彼と別れて、「友達作り」と称して色々な人と会うようになってからそう感じるようになった。
クラブに行けば声はかかるし、初対面の人からは決まって容姿を褒められる。


結論としては、想像していたよりかは、自分は醜くないようだった。
そうわかると服にも気を使いたくなるし、身体もジムに通ってかっこよくなりたくもなる。
小さい頃から整った顔の人は、ずっと昔から「自分は醜くない」ことに気づいていて、良さを伸ばせるように努力してきたんだろう。
だからこそ、中学高校時代、周りの人があんなに輝いて見えたのかもしれない。
みんな、僕がだいぶ成長してから気づいたことに、ずっと昔から気づいていたのかもしれない。


見た目の良し悪しがそのままモテ・非モテに繋がる、容姿の美醜でカーストが決まるゲイの世界。
その中で下位カーストではないことにはひとまず安心するが、年をとってからもそれなりに見られるように、良い年の重ね方をしたいな、と思った。

見た目の美醜が絶対的な価値観になりすぎて、いい年して痛々しい人が多いのもゲイの世界。
結婚や出産などの人生のターニングポイントがないために、いつまでも「恋人関係」や「セックスをする」ことが目的というか、ゴールになっているために、いつまでもモテていた若い頃のイメージを引きずったまま中年になってしまっているゲイも多い。と思う。

見た目だけのことではなく、良い人生を送っていると感じさせるような顔になれることを目指して、とりあえずは生きていこう。
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by innocentl | 2014-02-13 01:31 | 日常 | Trackback | Comments(0)