カテゴリ:恋愛( 269 )

レジャーとしての恋愛

1度付き合うと、自分はわりと長く続く方だと思う。
今の彼氏とも3年を迎える。

というのも「この人とは長続きしそうだな」と思っている人を選んでいるのだから至極当然のことであるのだとは思うけれど、そうではない人も多いらしい。
何度かデートをして舞い上がって、見た目も嫌いじゃないしドキドキして、セックスをして「ああ好きだ」と感じることもあるだろうけれど、それは「恋人ごっこ」を楽しんでいるだけで相手の本質を見て「添い遂げていきたい」と思っているのとは違うと思う。
それは猫やカラスがレジャーとして狩りの真似事をして、食べもしないのに遊びでハトやネズミを殺す行為と似ている。
要は単なるスリリングな「遊び」であるだけなのに、それを本物の恋だの愛だのと錯覚して「付き合いましょう」なんて伝えてしまうから、ちょっとした不一致ですぐに別れるという行為を繰り返すのではないだろうか。

別に1人の人と長く付き合うことが偉いとも思わないが、「長く付き合う相手が欲しいのになぜ」と周囲に漏らしながら恋人をとっかえひっかえして過ごしている人って、自分が見えていなくてダサいなと思う。
そもそも「長く付き合える相手が欲しい」という前提がおかしくないだろうか。
とある人に惹かれていって「この人と長くお付き合いしたいな」と感じるのが順序としては正しいと思うけれど、まず「誰でもいいから付き合いたいな」という前提が来ているのではそりゃあいい相手も見つからないよな、と。
結局のところ「関係性への憧れ」が先に来てしまっていて、肝心の相手の本質を理解しようとする気持ちとか、その手の心が一切ないというのはなかなか自分本位さが露骨に表れていて面白い。「彼氏が欲しいな」という発言自体も「相手はどうであれ、愛してくれる人が欲しいな」という意思が透けて見えてどうかと思うが、それを悪びれずに発言できるというのもいい性格しているなと感じる。

自分は今の恋人とは見た目が好きだの、優しいから好きだの、そういった理由で付き合ってはいない。
もちろん第一印象や最初の数回のデートではそういった部分がフックになっていたところもあるかもしれないが、自分がどん底のときに手を差し伸べて支えてくれたのは彼だけだった。
家族も友人だと思っていた人も、いったん自分が失業やら精神的に参ってしまうやらを経験して「堕ちて」いったら離れていった。
周りに誰もいない状況でも彼だけは支えてくれていたので、自分は恋愛的な「好き」以外にも恩義とか忠誠とか慈愛とか絆とか、そうしたものをすべてひっくるめたものを彼に返していかなければいけないというか、返していこうと思いながら生きている。
それは「愛」だとかいう陳腐な言葉で表現するものとも違うと思う。

「恋愛ごっこ」はただのレジャーだ。
本質はそこにはない。

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by innocentl | 2017-06-09 18:06 | 恋愛 | Trackback | Comments(0)

タオルケット

小さい頃から寝るときにタオルケットを足の指で挟むのが好きだ、と彼は言った。
一緒に眠るときも彼の足元には黒いタオルケットが置いてあり、足の指でそれを挟んだり弄んだりしながらだんだんと眠りにつく。
小さい頃から大切にしているぬいぐるみを捨てられないとか、緊張する場面で心の中で唱えるおまじないとか、そういう誰でも大人になっても抱えている「小さい頃の自分」を見せてくれたことが嬉しかった。

どんな子供だったのか、家族との関係はどうなのか、僕は人を詮索しすぎてしまうところがある。
もちろん疑問に思ったこと全てを聞いたりなどしないが、僕と関わりを持つ人の持つバックグラウンドが気になる。
大人の世界、仕事上の付き合いだったり、出先でよく会うけれどもそこまで親しくない間柄の人とは「今そこに存在しているその人」だけと付き合わなければならない。
その人がどういう子供時代を過ごしていて、仕事が終わった後どこへ帰るのか、何を楽しみに週末まで過ごしているのか、最近何を見て泣いたのかなど、そういうバックグラウンドは全て見えないものとして扱って、今この瞬間存在しているその人としか関わることができない。

大人になると詮索しすぎることが良い結果につながらないことも多いことを学習する。
その場の関係だけ良ければ結果オーライ、下手に深入りすると関係がこじれるというのは経験則からも理解している。
だからみんな詮索しないのだ。おせっかいは嫌われるのだ。
特に自分みたいなマイノリティは触れられたくない過去の1つや2つ抱えている。
まるでマイノリティが特別そうであるかのような書き方をしてしまったが、誰しもそうした触れられたくない過去というものは抱えているのかもしれない。
マイノリティはその質が少し他のケースとは異なる。質が異なるだけで貴賤はないが、一般的に「重い」と言われる過去を持つ人も多い。

表面的な関係だけ取り繕っていればそれなりに楽しく、社交的な人生も送れるし、事実自分もそうして生きてきている部分もあるけれど、やっぱり人のバックグラウンドを知りたくなってしまうところがある。
まあ自分も今はほぼ無職のフリーライターやってて、生活のために小汚いラブホやら日雇いで働いて、なんだかんだ親とも縁切って、あまり人に言いたくない人生送っているけれども。
語りたがらないくせに知りたがりなのだ、自分は。

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by innocentl | 2016-04-11 17:06 | 恋愛 | Trackback | Comments(0)

シニカルな僕

ふにゃふにゃした人だと思っていたけれども、意外と彼氏はどっしりしたところもある。
さすが年の功と言うか、人生の先輩なだけはある。

情緒不安定さが酷かった時期、食事をするために上野駅で待ち合わせをした。
僕は上野駅中央改札で20分も前から彼氏を待っていた。
憂鬱な気分が強すぎて、買い物をしたりぶらぶらしたり、カフェかどこかで時間をつぶすということができなかったのだ。
動くくらいなら同じ場所でじっとしていた方がマシ、というか、動けなかったのだ。

そんな状態の中、人ごみの中で彼氏を見つけた瞬間、涙があふれて止まらなかった。
そんな僕を見て彼氏は「どうしたの」と笑った。
普通、引くだろう。ドン引きだ。

大の大人の男が、上野駅中央改札という大規模ターミナル駅のメイン改札広場の真ん中で泣いているのだ。
知らないふりをされてもおかしくない。

そんな自分を「どうしたの」の一言だけで笑って済ませ、「まぁ、今は自分のことだけ考えてればいいんだからね」と言い、僕を居酒屋へ連れて行った。
懐が深い人だ。


今の彼氏は何を考えているのかわからない人だな、と思っていたけれど、実は僕が分かり易すぎるのかもしれない。

その日の帰り道、上野駅の近くにあるパンダのオブジェクトを見て、彼氏は「かわいいー。パンダ好き」と言っていた。
年上なのに、狙っているわけではない子供っぽさが残っている彼。
なのに、経験値はあるから、無理に大人ぶっている僕の心のうちは見透かされている。

おかしな関係だ。
シニカルを気取って背伸びする若造と、一見ふにゃっとしたように見えるが鋭い年上の組み合わせ。

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by innocentl | 2015-06-29 21:34 | 恋愛 | Trackback | Comments(0)

好きだった人の住んでいた街

仕事で、昔好きだった人の住んでいた街へ行った。
昔と言っても数年前の話であるので、当たり前ではあるが、街は変わらず高層マンションが立ち並び、相変わらずどこか殺風景な雰囲気であった。

この街を歩くときはいつも緊張する。
昔から人が住んでおり、人が生活をし、その結果として発展してきた街は、体温を感じることができる。
街に血が通っているかのように感じられるのだ。
葛飾や足立のような下町を歩いているときは、歩くエネルギーを街の地面からもらっているかのように感じる。

しかし、この街のように、まず最初に「開発計画」を基に海を埋め立て、まるで定規で引っ張ったかのような直線の道路を造り、碁盤の目のような区画にレゴブロックを差し込むように高層マンションを建ててきた街というのは、どうも人工的過ぎて恐ろしいのだ。
街を歩くときに足の裏から脳に伝わる信号が、やんわりと僕に「ここにいるべきではない」と警告をしているように感じられる。

この街を歩くとき、足の裏は氷のように冷たい。
仕事を終えて地下鉄のホームに降り立った時にようやく、氷のような足裏に体温が戻る。
地下鉄の座席に座って、ようやくほっとする。


思えば彼といる時も、安心をしたことなど一度もなかった。
別に付き合っているわけではなかったので、こんな感情を抱くことすらおこがましいのだが、彼といる時はいつも不安だった。

好きだ、と言ってくれた。
一緒にどこかに旅行に行こう、と言ってくれた。
一つ一つの台詞は、当時の僕にとって小躍りするくらい嬉しいものであった。
彼の言う約束ごとがすべて実現すればいいのに、と思っていた。

しかし、矛盾するようであるが、安心感を持って彼の台詞を受け止めたことはなかった。
現に付き合う、付き合わないのすったもんだが発生する以前に「彼氏ができた」と言われ振られてしまったのであるが、こういう結果を想定して心にブレーキをかけていたのかもしれない。
その結果、僕は彼といる時はいつも不安な気持ちを抱えたままであったのかもしれない。


彼は今何をしているだろうか。
この街には彼はもういない。
彼がいたからこそ足を運んだこの街も、彼がいなければただの大きな空箱である。

嘘みたいに人工的な街に、僕のなりたい理想を兼ね備えた彼がいた。
全部、嘘だったのかもしれない。
僕の願望が作り出した、プロジェクションマッピングのようなものであったのかもしれない。

今では彼もいないので、願望のプロジェクションマッピング上映も終わってしまった。
この街は空っぽである。


東京に一つ、上映終了マークの付いた街が増えた。
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by innocentl | 2015-04-15 00:43 | 恋愛 | Trackback | Comments(0)

不安にさせる

「友達と朝まで飲んでたり、クラブに行くときは一言言ってほしい」

彼氏が寝る前に、布団の中でこう僕をなじった。
別にやましいこともないので隠してもいないのだが、朝帰りをするのはやはり相手を不安にさせるようだ。

いや、僕だから不安にさせるのだろうか。
世の中には朝まで遊んでても人に全く不安を感じさせないタイプの人間もいる。

僕はどちらかと言えば、相手を不安にさせるタイプである。
隠し事をしているわけではないのに、人に色々と想像させてしまうタイプなのだろう。


「うん、わかった」

そう言って、眠りについた。
安心を貪り求めている僕がいちばん、人を不安にさせている。
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by innocentl | 2015-01-21 23:39 | 恋愛 | Trackback | Comments(0)

「痩せた?」



一年ぶりにセックスをした彼は、僕の身体を見て「少し痩せた?」と問いかけた。
「ジムに通い始めたから、脂肪は落ちたと思う。筋肉で体重は増えてる」と答えた。

「君は変わらないね」と言いかけたけど、彼も彼で変わったのかもしれない。
元々の彼がどんな姿だったか、すっかり思い出せないほど時間はあっという間に過ぎ、記憶が風化してしまったのかもしれない。

元々の彼の姿を強烈に胸に焼き付けているほど自分には余裕がなかったのだろう。
いつまでも子供染みた感傷に浸って過ごしていけるほど、この現代の日本で流れる時間は悠然としたものではないのだ。

東京では速足で歩かないと、たくさんの人にぶつかる。
のろのろ歩こうものなら、同じ場所から一歩も動けないほど周りは常にめまぐるしく動いている。
東京の時間もまた然り、なのだ。
いつまでも同じ場所で立ち止まっていられるほど、今の自分たちが生きている場所は優しい世界ではない。


結果として、時間をかけて打ち捨てるべき感情も、取り急いでどこかへ置いてきてしまったのだろう。
一年ぶりに彼と再会して、彼は僕が時間をかけて向き合うべき感情をもう一度僕の手元へもってきてくれた。

一年経ったから、僕も冷静に当時の感情と向き合うことができた。
旧友に会ったかのように当時の感情を迎え入れ、きちんとお別れをすることができた。

人ごみに紛れてどこかへ置き去りにしてきてしまった感情と、きちんと向き合いお別れをすることができた。

都会で暮らすと物忘れが激しくなる。
忙しすぎて、刺激が多すぎて、楽しいことはもっと楽しいことにかき消され、悲しいことももっと悲しいことにかき消される。
忘れちゃいけないことまで忘れてしまっていることも多い。

忘れっぽいと、自分をタフだと勘違いしてしまう。
きちんと感情や自分自身に向き合う時間を作っていられないだけであるのに、それを強さだと勘違いしてしまう。
そうすると幼さがアンバランスに表れてしまうので、やはり少しは自分自身との対話の時間を作ってあげることも必要なのかもしれない。


そう言えば、彼の部屋にはスーツが増えていた。
仕事を変えたのだろうか。
まぁ、今となっては知る由もないが。
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by innocentl | 2014-05-08 22:01 | 恋愛 | Trackback | Comments(0)

We are never ever getting back together



アゲハに行った。
大型のクラブイベントに行くのは久々だったので、友人と待ち合わせて早い時間から乗り込んだ。

オープン前に着いてしまったので、あまり待つことなく入れた。

相変わらず会場はものすごい熱気で、好きな音楽がたくさん流れているわ、ミラーボールやライトでキラキラしてるわで、本当に非日常。
さながら舞踏会。


あっという間に時間は過ぎ、明け方の5時になった。
ぼちぼち始発も動き始めるので帰ろうと思い、一緒に来た友人に帰る旨を伝えるためにプールサイドへ行った。
プールサイドで友人を探していたら、少し離れた位置に彼がいることに気付いた。

一昨年の12月のアゲハで出会い、恋愛ごっこのようなことを繰り返し、結局翌年の4月に「彼氏ができた」と告げられてあっけなく失恋してしまった、あの彼である。

最初に気付いたときは無視しようと思った。
だが気づいたときにはもう遅く、向こうがこっちに気付いてしまった。

「久しぶり。あれから連絡全然取り合ってなかったから心配してたよ」と言い、彼は僕を軽く抱きしめた。
色々な感情が沸き上がったけれども、それよりも懐かしい気持ちが勝っていたので、そのまま抱きしめあったまま近況報告をしあった。

自分は就職をしたこと、引っ越しをしたことなどをつらつらと話し、彼も引っ越しをしたことや前の彼と別れたことなどを話していた。
そんなことをしていたら、後ろで友人がばつの悪そうな顔で立っていたので、「じゃあそろそろ帰るね」と告げ、友人とロッカーへ向かった。
いや、向かおうとした。

彼は僕についてきたので、手をつないで僕と彼、そして友人でロッカーへ向かった。
ロッカーで友人は「眠いから先に帰るね」と言って、そそくさと帰ってしまった。
このとき友人にはものすごく気を遣わせてしまったと思う。

「なんか俺のせいであの子に気を使わせちゃったかな?」と彼が言ったので、「そうだよ」と、さらりと返しておいた。


そこからは彼と二人で駅まで向かった。
二人とも有楽町で乗り換えるので、それまで車内で他愛もないことを話した。
自分が去年よりも大人びたと彼が言ったので、僕は「君は変わらない」と返した。

有楽町へ着き、僕はJR線に乗り換えるために反対方向へ歩こうとしたら、彼が腕を引っ張って「千代田線はこっちだよ」と言った。
変わらないな、と思った。
少年っぽいというか、悪戯っぽいというか。
それでいてまっとうに社会人をしていて、さらに高給取りなのだから、本当に何か実体のない存在のような気がしてくる。

「千代田線?どこに引っ越したの?」
「港区」
なんて話しながら、自分も特に拒否することなく彼についていった。
断る理由も特に思いつかなかった。


そのまま電車を乗り換え、赤坂で降りた。
赤坂からしばらく歩いて奥まった所へ行くと、レトロなマンションが目に入ってきた。
彼はここが新しい住居だと言った。

建物の外見は古く感じるが、リノベーションされているので中は清潔で新しい印象だった。

前に住んでいたのが臨海エリアのタワーマンションで、今回は赤坂のリノベーションマンション。
殺風景にすら感じた開発途上の臨海エリアから、緑の多い赤坂の高台のマンションへの引っ越し。
真逆だな、と感じた。

以前は、というか記憶の中の彼は、人懐っこいけど都会的なドライさも持ってる人だと感じていたけれども、こういうエリアに住むということで印象が少し変わった。


部屋に入って、シャワーを浴びて、昼過ぎまで寝ていた。
クラブイベントの後、彼と帰るときはいつもこうだった。
見慣れた光景。

起きたらセックスをして、夕方までベッドで横になりながらぽつりぽつりとお互いのことを話す。
これも見慣れた光景。

夕方を過ぎたらぼちぼち身支度を整えて、彼は友人と夕食へ、僕は自宅へ。
気怠い体を引きずって、二人で六本木まで歩いた。


六本木駅の地下で、最後の話をした。

「去年、あれ以来ラインも繋がらないし、ツイッターもフォロー外されちゃったみたいだね」と彼が言い

「うん。ラインもツイッターも君のことをブロックしてるし、もう会わないつもりだったから。たぶん、これからも会うことはないと思うけど、またどこかで会ったら今日みたいに話したりしようね。さようなら」と僕が言う。

そのまま、お互いの連絡先を聞くことなく、僕は日比谷線に乗り、彼は大江戸線に乗って、それぞれの場所へと向かった。
さようなら。


もう会わないつもりだったけれど、やはり会えば会ったで懐かしくなるものだ。
彼を嫌いになったわけではない。
今でも好きだし、尊敬している。

ただ、もう会わない。
それだけである。


1年越しで、吹っ切れたような気もする。
ちゃんと話せてよかった。
さようなら。
またどこかで会ったら、その時はよろしく。

引っ越し好きな彼のことだから、都内をぶらぶらしていたら、きっとまたどこかで顔を合わせることになるでしょう。


彼にさようなら。
去年の自分の恋にさようなら。
子供染みた感傷にさようなら。

僕は今日、一歩だけ、あの時から踏み出すことができた。
止まっていた時間を動かし始めることができた。


ありがとう、さようなら。
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by innocentl | 2014-05-04 18:54 | 恋愛 | Trackback | Comments(0)

誕生日

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彼氏に、「来月の(僕の)誕生日は一緒に夕食が食べたい」と言われた。
告白してくれた日に一緒に行ったレストランで食事がしたいらしい。

こういう些細なことがうれしい。

たいそうなプレゼントが欲しいわけでも、一日中一緒に過ごしてほしいわけでもない。
なんとなく大事にされてる実感があればいい。


元彼と別れて1年経った。
別れ話を切り出してからというものの、お互いの不満や意見をぶつけあうメールが多い中、一番最後のメールには「誕生日おめでとう」と書いてあったと思う。

そのメールを最後に、来月でもう1年連絡を取っていないことになる。

こっちのプレゼントは考えて贈ったものだったのに、向こうからの誕生日プレゼントが薬局で買えるような日用品だったことや、元彼の友人に自分を一切紹介してくれなかったことや、元彼と付き合っている期間に自分に友達がそんなに多くなかったこと、原因はたくさんあったけれど、結局求めていたのは気にかけてもらいたかっただけなのかもしれない。

最後の最後に「誕生日おめでとう」と送られて、どうして普段から気にかけるような言葉をかけてくれるなり、態度で示してくれるなりしてくれなかったんだろう、と思った。

元彼が鈍感だったのかもしれないし、自分が我慢しすぎたのかもしれないけれど、小さな亀裂が大きくなって、最後にはあっけなく離れ離れになってしまった。
もう1年も経つのか。

もう1年も連絡を取っていないのか。


元気でやっているといいな。
今度は自分みたいに我慢して溜め込むような人じゃなくて、ストレートに感情を表現できるようないい子と付き合ってくれていたら、と思う。
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by innocentl | 2013-10-16 21:45 | 恋愛 | Trackback | Comments(0)

Piña Colada

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彼氏ができた。
同い年の人。

今まで年上とばかり付き合ってきたから、戸惑うこともありそうだけど、上手くやっていきたいと思う。
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by innocentl | 2013-08-22 15:53 | 恋愛 | Trackback | Comments(0)

着信

自分を振った相手から、さっき着信があった。
かなり久々だった。

彼は酔っぱらうと電話してくる癖があったけど、きっともう新しい彼氏に電話をする相手を鞍替えしたようで、もはや彼から電話がかかってくることはなかった。
15分ほど会話をしたが、新しい彼氏とはうまくいっているようだった。

今更そんなことを聞かされても。
お互い近況報告をして、すぐに切った。
向こうは仕事も恋愛もうまくいっているようだが、自分は相変わらず糞みたいな境遇で、就活もまだ続けているし、新しい恋人ができる気配も一向にないということを告げた。

世の中には何をしてもうまくいく人と、何をしても裏目に出てしまう人がいる。
僕は後者である。
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by innocentl | 2013-06-15 01:54 | 恋愛 | Trackback | Comments(0)