高橋歩という人

愛しあおう。旅にでよう。

高橋 歩 /A‐Works

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LOVE&FREE―世界の路上に落ちていた言葉

高橋 歩 /サンクチュアリ出版

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ふと、高橋歩は今現在何をして生きているのだろうと思った。
高校生の頃、彼の書籍をのめり込むように買い集め、何遍も読み返していた。
ネットを検索すると、相変わらず彼は彼らしく生きているようで、どこかで安心し、どこかで嫉妬した。

始めて彼の書籍を見つけたのは高校生の頃、学校からの帰り道にあった本屋でのことだった。
最初は表紙が写真集のようで印象的に感じ、ぱらぱらと中身を見ていると世界中で撮ったという人々や景色の写真に目を奪われた。

高校が楽しくなかった自分にとって、高橋歩の本に出てくる写真はどれも輝いて見えた。
世界は広い、という当たり前すぎる事実を書籍を通じて感じた。
写真だけで本を購入し、家に帰ってからじっくりと読んでみた。

高橋歩という人物は滅茶苦茶だった。
大学を中退してバーを経営し、その後無職になる。
今度は「自伝を出したい」という理由だけで出版社を設立し、その後また無職になる。
世界一周の旅に出て、世界中の人々の写真を撮り、その写真と地元の人から聞いたであろう格言を結び付けた本をいくつも出版して有名になる。
その後もバーや飲食店、フリースクール事業などを立ち上げては飄々と暮らしている(ように見える)人物だった。

借金も3000万円以上抱えた時期もあったという。
高校で燻っていた自分にとって、ここまで行動力のある人というのはある種のファンタジーのように感じられ、映画の主人公に対する憧れのような気持ちを彼に抱き続けていた。

彼のようには生きられないと思うが、今でも心のどこかで「でも高橋歩のように人生を生きている人だっているんだ」と拠り所にしている部分はあるかもしれない。
一度躓いたからって燻っている自分がやはり馬鹿らしくなる。

自分は常に最悪のケースを想定して、比較的安全な道ばかり選んできた。
その選択は間違いではないのかもしれないが、リスクを取ることを避けてきたために、想定外の状況に陥ると冷静さを少し失ってしまう部分があるのかもしれない。
何をやったって生きていけるのだから、一番良くないのはリスクを取ることを恐れて何も行動しないことなのかもしれない。

高橋歩という人物は、やっぱりファンタジーだ。
けれども、「行動を起こすことに意味がある」ことは普遍的なものであると思うし、彼自身が体現している。
自分は彼のようには生きられないかもしれないが、彼の主張する、体現する精神はどこかで取り込んで生きていきたいと思う。

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by innocentl | 2016-03-01 14:55 | 日常 | Trackback | Comments(0)
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