父親になるということ

レズビアンの知人に、精子提供をしてくれないかと頼まれた。
彼女は結婚もせず、精子提供をしてもらってシングルのまま子供を産み育てたいそうだ。
精子提供者と彼女のような人を繋ぐバンクのようなものもあるそうなのだが、そうした機関に登録をしているのは50とか60過ぎのおじさんばかりだそうな。
結婚もせず今まで過ごしてきたが、人生を振り返った時にせめて自分の遺伝子を残しておきたいという気持ちの表われなのだろうか。

しかし男性の精子にも質というものがあって、それなりの年齢だと健康的な子供が産まれないリスクも高まってしまう。
そこで彼女は若く健康体で、煙草もやらない僕に声をかけたというわけらしい。
もっと言うと、僕の顔を気に入ってくれたらしい。

まるでショッピングでカバンを選ぶかのようにカジュアルな感覚で声をかけられて、ある意味清々しかった。
結婚というファクターがないからこそ、物を買う時のような感覚で、精子の提供者を選ぶ。
昔映画でみた、遺伝子操作をして理想的な見た目の子供を作る、オーダーメイドベビーみたいな話だ。

彼女の言う提供者の条件は、年に数回子供と会ってくれることと、法的な家族ではないが血縁的には父親であると子供に教えても良いことの2つだった。
男にとっては気楽すぎる条件だ。
一ヶ月に一回、僕は病院で精子をカップの中に出し、その精子を彼女はスポイトで膣に入れるらしい。
たったそれだけの行為で子供ができる。

しかし、今の日本ではシングルで子供を産み育てるということは珍しいことであり、例えば彼女が病気などで不幸にも命を落としてしまった場合など、僕はどういう立ち位置になるのだろうか。
法的には家族ではないとはいえ、やはり親権を負わされたりもするのだろうか。

父親になるということはやぶさかではないが、その辺の話をしっかりとしておかなくてはいけないし、両親にも話をつけなくてはいけないだろう。
子供ができるというのは、一体どういう感覚なのだろう。

今すぐにという話ではないが、これからどうなるのだろうか。

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by innocentl | 2015-09-16 00:06 | 日常 | Trackback | Comments(4)
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Commented by じった at 2015-09-17 10:08 x
はじめまして。

若々しい内容にひかれています。

既婚者なので、失礼なら申し訳ありません。

その人は、

自分一人で育てるつもりなのか?
周りからの援助を考えないで子供をつくるのは、赤ちゃんと無理心中すること。会いに来てくれるだけでよい、というのも初期条件。その女性の考えはたぶん甘いから。

法的な問題は調べたほうがよいが、それは逃げ場の確保であり、結局その女性が行き詰まったときに、援助しなくてはいけないという展開に普通はなるはずです。

どうですか、血を分けた子が親子で死んでたら。
Commented by じった at 2015-09-17 10:11 x
続きです。

お説教じゃないので。

でもね、おんなとセックスしないで子供を得るというのは、すごい人生のチャンスだと思います。

そういう風にしてみたいと思ってる人は多いはず。

人生の冒険をするか、っていう問いかけかもしれませんよ。
(笑)

精子は二十代のが一番ですし。

その女にあるいみ惚れられたんでしょ?

男の資質として。
Commented by innocentl at 2015-09-25 14:02
じったさん
はじめまして。

そうなんですよね。実際シングルで育てると言って精子提供をしてもらった女性が、生活に困窮して提供者に扶養を求めるという裁判もあったらしいですし、二つ返事では受けられないですよね。

パートナーシップ法案がどこまで通用するのか、今後どう発展していくのかはわからないですけれど、こういうシングルで子育てをするという生き方に対しての支援や世間的な理解も進めば簡単に子供も作れるだろうになと思いました。
特に少子化だの何だの騒いでいるなら、こういう層も存在すると言うことを視野に入れて法整備などをしてくれればいいのになぁ、と。

まだ先の話になると思いますけれどもね…。
Commented by じった at 2015-09-25 21:39 x
お返事ありがとう!
法案については知らないのだけれど、基本的に母親だけでは子育てはできないです。
人工受精でいいから、LGBT夫妻で育てるつもりにならないと、、、、
と思ってます。
母性本能は神話であり、生活で育まれるもの、よほどの人でなければこの仕事だけの世の中、まってるのは心中です。

その問題について興味をもたせていただきました。ありがとうございます。

長い間続いてるblogですごいです。みせていただきますね!


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