ビアンとクラブ

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昨日の夜は友人と飲みに出かけた。
お互い仕事の愚痴や、今付き合ってる人との状況や、友人の話などをした。

ウォッカトニックを数杯飲んで気分の良くなった僕は、やや強引気味に友人を誘い、いつも行っている新宿のクラブへ誘った。
金曜の夜なので、絶対ハズレ曲なしのミーハーな曲ばかりかかっているだろうと思ったのだ。
R&B縛りのイベントなどに行ってしまうとつまらなくてすぐ出てきてしまうが、週末の夜はもはやEDMもロックもJ-POPも懐かしい洋楽もなんでもありのミーハーな選曲をしてくれるから好きだ。
流行りものはとりあえずかかるので、自分のウォークマンの曲たちがそのまま外に流れ出しているかのような感覚に陥る。

そこではハイネケンを2本ほど飲んでいたのだが、I wanna dance with somebodyとWe found loveのマッシュアップがかかっていて、興奮して大声で歌いながら踊っていたところに、女性の4人組に声をかけられた。
「お兄さん、盛り上がってるねー」といった感じだ。

友人そっちのけで僕が盛り上がっていたとはいえ、たいして周りとのコミュニケーションも求めていなさそうな2人組の男に話しかけるなんて、最初は彼女たちを「クラブ慣れしていない観光客かな?」と思った。
場所柄、そのクラブはLGBTの客がほとんどなのだが、別にそこまでLGBT向けに特化したクラブでもないので、外国人観光客やいわゆるノンケの客も多い。

しかし少し話すと4人がレズビアンのカップル同士だということがわかった。
1組は服装もボーイッシュだし、髪も短くてマニッシュだったのですぐわかったが、もう1組は全く見た目ではわからなかった。
その辺にいる女子大生やOL、みたいな感じだった。
髪も長めで服装もシンプルでスポーティだが、フットワークの軽い活発そうな女性、というイメージだ。

こっちもこっちで酔っぱらっていたし、向こうも酔っぱらっていたから、そんなに生産性のある会話はしなかった。
ただ好きな曲が流れたときに乾杯をしたり、抱き合ったり、ハイタッチをしたり、名前も知らないまま4人のビアンと2人のゲイがその場の空気を共有して大騒ぎしていた。

彼女たちは「男の子の身体ってどうなってるの?」といって、僕の胸や腹を触ってきた。
別に嫌な気はしなかった。
学生時代、イベントの打ち上げなどでノンケの女の子にハグなどをしなければならないとき、嫌とまではいかないが何とも言えない緊張感のようなものが身体に走ったのだが、ビアンが相手だとそんなことはないようだ。
僕も「こっちの身体触ったんだから、そっちもおっぱい触らせてよ」などふざけて言い、彼女たちの胸を触った。
女性の身体って、こんなにやわらかいものなのか、と思った。

女性との経験がない自分は女性の身体に触れるという機会がなかった。
男性のゴツゴツとした身体にしか性的な興奮を抱かないし、男性の身体にしか触れてこなかったので、物凄く新鮮だった。

ゲイとビアンという、身体の性は違うが、性欲の対象外の人間同士がじゃれあってお互いの身体を触ったり、頬にキスをし合ったりしている。
不思議な光景だ。
性欲というものが絡んでいないので、本当に犬や猫がじゃれあっているように、男女がじゃれあっている。

僕はビアンの知り合いがいないので、ビアンの身の上話も面白かった。
好きな曲がかかったら大声を出して踊り、少しフロアがクールダウンしたら、「よくクラブに来るのか」「お酒は何が好きか」などの話をした。
「今の彼女と結婚して子供が欲しい」と1組のカップルが言ったので、「じゃあ俺の精子提供しようか?絶対可愛い子が生まれるよ」などと口走り、全員で大声で笑いあった。

全員終電で帰るということで、みんなで三丁目駅まで相合傘をして帰った。
男女で相合傘をしていたので、はた目からはノンケのカップルに見えただろうか。

駅でラインを交換し、「絶対また飲もうね!」と約束をして、彼女たちは都営新宿線の改札へ消えていった。
再来週あたり、本当に飲み会でも企画してみようか。

こういう出会いがあるから、クラブは楽しい。

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by innocentl | 2015-07-04 09:32 | 日常 | Trackback | Comments(0)
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