欲しかったもの

昔書いた記事を眺めていた。

このブログを開設したときには、僕は高校2年生だった。
ゲイの人との繋がりは、このブログから始まったものも多かった。
人とコミュニケーションをとるために作ったブログだった。

それから8年近く経ち、僕は社会人2年目になった。
当時の自分が求めていたものを、今の僕はすべて持っている。
昔は仲のいいゲイ友達が欲しい、彼氏が欲しい、そんな風に人との関わりを渇望していた。

昔の自分が今の自分の姿を見たら、褒めてくれるだろうか。
「まさにこんな大人になりたかった!」と、喜んでくれるだろうか。

僕は割と、欲しかったものは何でも手に入れてきたタイプである。
理想とするものを掴み取るために努力をするタイプであった。
学生時代は成績優秀であったし、課外活動などにも精力的なタイプであった。

しかし、なぜだろうか。
欲しいものや理想とするものは、手に入れてしまったり達成してしまったとしても、充実感は得られない。
人の欲は際限がないから、もっともっと……と求めてしまうのだ。

それを上昇志向と言い換えることもできるが、そんな耳触りのよい言葉でごまかしても、要はいつまで経っても満足しないワガママな奴なだけである。


昔の自分に会って話してみたい。
「今の僕が未来の君だけど、嫌じゃないかな?」と聞いてみたい。

「嫌じゃないよ」と言ってもらえたら、胸のつっかえも取れるだろうか。
「嫌だ」と言われたら、僕は何をすべきなのだろうか。

欲しかったものは手に入れたはずなのに。
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by innocentl | 2015-04-16 23:28 | 日常 | Trackback | Comments(0)
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