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図書館

昨日は掃除やら洗濯やらをしていたらあっという間に時間が過ぎ、気付いたら夕方になっていたので、そのまま部屋着のままでスーパーへ出かけ、給料日までのあと3日間を乗り切れるだけの食材を買ってきた。

どうせ家にいるのだから、手の込んだ料理でも作ってみようと思い、豆乳をベースとした洋風豆乳鍋のようなものを作った。
30%引きの豚肉を2パックも使ったその鍋は、さっぱりとしたホワイトシチューのようであったが、出汁を昆布のものにしたためにどこか和風の味付けがして、非常に美味かった。
いつも適当な料理しか作っていないが、「やればできるじゃん」という気分になった。


さて、今日は図書館へ行った。
週末家にずっと籠っているのもできない性分なのであるが、無い袖は振れないのだ。
お金がないのだが、娯楽は求めるのが人間なのだ。

初めて行くこの街の図書館は、自宅を拠点として徒歩20分圏内に2つあるのだが、なんとなく寂れている方の図書館へ行くことにした。

図書館では金原ひとみを読んだ。
正確には吉田修一も読んだのだが、飽きて3分の1ほど読み終えたところで止めてしまった。


今回は、金原ひとみの「憂鬱たち」を読んできた。
主人公の名前が「神田憂」というので、思わずおかしくて吹き出しそうになってしまった。
なんとなく、口に出してみると韻が、アゲハで知り合った彼の名前と似ているのだ。

しかし、面白おかしく感じた理由はそれだけではない。
今朝、彼からメールが入ったのだ。

ラインもツイッターもブロックをしているし、メールアドレスは教えていない。
なのになぜメールが入ったのだろう?と疑問に思っていたら、どうやらSMSだったようだ。

ああ、思い出した。
彼と初めて知り合ったとき、番号を交換した。
最初のデートの約束をするときは、SMSでやりとりをしていたのだ。
その後はラインで連絡を取るようになったっけ。

事実は小説よりも奇なりとは言い得て妙だ。
いや、普通、人生とはこれくらいドラマチックであるものなのかもれない。


金原ひとみを読み進めながら、時折机の下で彼からのメールに返信していたりした。
そして、もしかしたら、これから彼と食事に出かけるのかもしれないし、出かけないかもしれない。

危ういのだ。
非常に今、危ういのだ。

雨が降ってくれればいいのに。
by innocentl | 2014-06-22 18:04 | 日常 | Trackback | Comments(0)


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