日曜日

先週の休みは、とにかく寂しかった。
気分転換に散髪をしたら想像以上に短く切られてしまい、しばらくはセットでも誤魔化せそうにないため、余計に気が滅入った。

気が滅入っているのに、土曜の夜に顔見知り程度の年下の男に飲みに誘われ、二人で大衆的な居酒屋へ飲みに行った。
飲み屋では他愛のない話をしたが、やはり同世代同士となると、将来への漠然とした不安と期待などを語り合うことが多かった。
彼は喉を痛めていると言ったので、強い酒は飲まず、僕は赤ワインのハーフボトルとウォッカベースのカクテルを何杯か飲んだ。

二人にしては高い飲み代を払って飲み屋を出たとき、まだ21時前であった。
「この後どうします?まだ早いですよね」と彼が言ったので、彼をうちに誘った。

真面目な男であるが、彼は意外にも僕の誘いに乗り、家までついてきた。
そこからはまあ、お察しの通りである。


翌朝、駅まで彼を見送った後、得も知れぬ寂しさに襲われてしまったので、一人で買い物に出かけた。
金欠であるのに雑貨屋で香などを買い、止せばいいのに3種類も違う香りのものを買った。
柚子、白檀、竹林。

香りがするものは寂しさを少しだけ和らげてくれる。
家で香を焚いて、江國香織の短編などを読んでいた。

読み終わる頃には少しだけ寂しさも消えた。
きっと寂しさを身体を重ねることで解消するのは、幼稚なのだろう。
今はまだ僕にも多少は見た目の魅力があるから良いとして、今後見た目だけでセックスに誘えるような期間にはおそらくタイムリミットがある。

それを嫌だとしてもがくよりかは、自分の面倒を自分でみられるようになることの方が建設的なのだと思う。
自分の寂しさを自分で埋めてあげる、そんな人になるべきなのだろう。


とりあえず、香を焚いて読書に没頭すれば、多少は寂しさも乗り越えられるというのが分かっただけ、先週末は無駄なものではなかったと思う。
あとは、可愛い子とセックスができたこと。

こう、セックスに依存しすぎて、セックスが日常になりすぎて、まるでオマケのような扱いになってしまっているのもよくない。
可愛い子とセックスができるのは特別なことなのである。きっと。
すぐに手に入ってしまうから有難味が薄く感じられるが、今後二度あるとも思えない待遇なのだ。
感謝せねばならないのだ。

肉体関係を貪って生きるよりは、もう少しそのあたりを大事にした方が、心の渇きも少しはましになるだろうと思う。
行きずりのセックスは海水を飲むようなものだ。
度が過ぎれば余計に喉が渇く。

反省したい。
[PR]
by innocentl | 2014-06-18 22:28 | 日常 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://innocentl.exblog.jp/tb/22238454
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


<< 図書館 ふるまい >>