Ordinary day

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# by innocentl | 2017-09-14 11:23 | 日常 | Trackback | Comments(0)

血液検査

HIVの血液検査を受けてきた。
特別心配なことがあったわけではないが最後に検査を受けたのはまだ学生の頃(今の彼氏と付き合う前ということもある)で、「そろそろ受けとかないとな」と思ったので新宿の検査室へ行った。
基本的にはセイファーセックスのみしかしないし、そもそもアナルセックスを伴う性的交渉が好きではないので回数的なリスク自体が低いということもあるけれど、やっぱり長年受けていないとなるとモヤモヤするわけで「感染したかもしれない。ああ怖い」という気持ちで震えながら行くものというよりは、特に何ともないけれどなんとなく虫歯の検診に行くような感覚に近いのだと思う。

今までは保健所で受けていたけれど、初めて検査室というものへ行った。
検査室のロビーにはそこそこ人がいたけれど、受付を済ませたらすぐに番号で呼ばれ採血室に入れられた。
普段は「採血しやすい血管ですね」と褒められるのに、この日はなぜか「なかなか血管が見えないですね。こぶしを握って」と促され、何度か拳をグーパーグーパーと動かす羽目になった。
採血中はなるべく針が刺さっているところを見ないように目を背けていたのだが、採血が終わった後の試験官に入った自分の血が目に入ると、想像よりも黒くて「そういえば今日はあまり水分とっていないしな」と感じた。
この日は結果を聞くときに提出する番号札だけ渡されて、そのまま帰宅した。

1週間後に検査室に行くと、またもすぐに結果を聞くための部屋に通された。
社長室のようなデスクに保健師(?)さんが座っていて、「○日に検査をした番号○番さん。25歳の男性で間違いないですね」と話しかけられる。
事前に渡されていた番号札と照会し、本人確認ができると結果が伝えられる。
「リスクのある行為はしていないので平気だ」とはわかっていても、世の中には絶対というものはないのでこの瞬間は心臓がドキドキしてしまう。

人の良さそうなおばさんの保健師さんは「○番さんね。HIVは陰性、梅毒も陰性ですよ。大丈夫よ」と伝え、「何か質問はあるかしら。なければアンケート用紙を持ってロビーで書いてね」と退室を促した。
あっけないものだ。
ホッと胸をなでおろして検査室の入っているビルを出ると、30度を超えた日差しが目に眩しかった。

さわやかな秋晴れだった。
朝から何も食べていなかったので急に空腹感に襲われ、タイ料理屋に入ってカオマンガイとジャスミンライスを食べた。
なんてことのない土曜日の昼下がりだった。

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# by innocentl | 2017-09-11 18:24 | 日常 | Trackback | Comments(0)

予定のない休みの日

予定のない休みの日、家で映画を観ていたり、洗濯物を片付けたり、スマホゲームをやったりして過ごしているうちに彼氏が家に帰ってきた。
「あー、部屋着のまま。寝ぐせも直してないじゃん。一歩も家から出てないの?」と小言を言われるけれど、なぜだか少し嬉しそうな顔をしているのが面白い。

寝ぐせを直してから服を着替えて、出かけ際にトップノートがアップルやメロンの「夏!」を思わせる香りの香水をつけたが、香水が嫌いな彼氏から「食事に行くんだし、そんなのつけなくていいよ」と渋い顔をして注意された。

2人で近所の定食屋に行き、特別何の面白みもない豚の生姜焼き定食と焼き魚の定食を食べてから店を出る。
そして無料のクーポンがあるからとアイスクリーム屋へ寄り、小さなアイスを貰って2人で近所の土手まで歩く。
「手持ち花火ってまだ売ってるかな。やろうよ」と話して何件かコンビニや雑貨屋を見てみるけれど、さすがにもうどこにも売っていなかったどころか、この間まで花火が置いてあった場所には「秋のフルーツ盛り合わせ」みたいなギフト用品のカタログが並べてあった。

小高くなった土手からはスカイツリーが輝いているのが見えて、「東京タワーよりはスカイツリーの方が好きだな。埼玉からも見えたし、建設中の様子も知ってるし。東京タワーはなんていうか、馴染みがない。外国人観光客向けの『TOKYO』ってイメージ」などとくだらない会話をしながらぶらぶらと当てもなく歩いた。
1週間前までは昼間はじりじりと肌が焼けるような日が差して、夜になってもむわっとした暑さが残っていてあんなに寝苦しかったのに、土手は秋風が吹いていて半袖だと少し肌寒く感じた。

「夏も終わりだね」
「今年はスイカ食べなかったね」
「買って帰ろうか」

そんな会話をしながら閉店間際のスーパーへ行き、ビールと酎ハイ、6分の1にカットされたスイカとスナック菓子を少し買って狭いアパートまで帰った。
家に帰るころには、腕につけた香水はムスクのラストノートがほんのり香る程度になっていた。

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# by innocentl | 2017-09-04 11:33 | 日常 | Trackback | Comments(0)

新しい香水

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# by innocentl | 2017-08-09 18:53 | Trackback | Comments(0)

休日の過ごし方

Instagramを見ていると、みんな休日は気の合う仲間と遊びに出かけたり、飲みに出かけたりと楽しそう。
自分だってそうだがSNSなんていいところだけしか見せていないなんて百も承知だけれども、やっぱりこう情報量が多いと「何もしないまま休日が終わりそうだな」と感じながら重い腰を上げてせめてもの罪滅ぼし的にジムだけ行く、みたいな休日を過ごしているのは自分だけなんじゃないだろうかという錯覚に陥ってしまう。

みんな一人で過ごす休日だってそれ相応にあるだろうに、SNS上だけの情報を見せつけられてなぜか焦燥感に駆られて一人でクラブやらフェスやらに出かけてみるものの、その場で感じられる高揚感なんてすぐに消えてしまって、まるでドラッグに溺れているようだ。
考えれば考えるほど、ドラッグ中毒的に孤独感を癒している。
クラブだって長居すればそれだけ酒を飲むから金だって出て行くし、かといって耐性ができてもう1杯だけでは通用しない身体になっている。
ありもしない「充実しているみんな」の影に怯えて一人で爆音の鳴るフロアで踊って、もう二度と会わないであろうその場で声をかけてくる人たちとの中身のない会話を消費して、お金も無くなって。
馬鹿らしいな、と自分でも思う。

正直、ジムに行って、商店街や古着屋をぶらぶら歩きながら夕方まで過ごして、夕飯の買い物をして彼氏に夕飯を作って……といった休日を過ごす方が精神的な充足感は大きい。
わかっているのに、何に怯えているのかがわからない。
今の生活もいつかなくなってしまうと心のどこかで思っているから、完全に体を委ねられないのかもしれない。
どこかで「孤独なまま」の自分を望んでいるのかもしれない。

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# by innocentl | 2017-07-31 12:26 | 日常 | Trackback | Comments(0)